料理で学ぶ中国語 薬膳シリーズ第8回「酸辣银鳕鱼/酸辣銀だら」

中国の食べ物

基本的な薬膳(食養生)は、季節の変わり目や気候に応じて、体の整え方を少しずつ変えていくことが大切です。


甘味・酸味・苦味・辛味といったさまざまな味をバランスよく取り入れることで、その季節に合った体づくりをサポートしましょう。

5月(旧暦4月)は、清明・穀雨を過ぎて立夏・小満へと進み、初夏に入る時期。


春の長雨や湿気の影響で体の中に余分な湿気がたまりやすく、気温差によって消化機能(脾胃)も乱れがちになります。


そのためにこの時期は、消化を助けながら体の余分な湿気を取り除き、体のバランスを整えるような食事を心がけることが大切です。

酸辣銀だら 上海風「酸溜魚片」をアレンジ)

材料 cáiliào / 用意するもの (今回は2人前の量です)

  • 去皮银鳕鱼200g 銀だら(皮なし)200g 
  • *皮は脂肪分が多いため、取り除くのがおすすめです。高コレステロール血症や魚介類アレルギー、腎疾患のある方は摂取量に注意してください。
  • 娃娃菜200g ベビー白菜 200g
  • 紫洋葱30g 紫玉ねぎ 30g
  • 干辣椒2个 鷹の爪2本
  • 大葱半根(绿叶部分) 長ねぎ(青い部分)1/2本
  • 姜末 生姜のみじん切り 少々
  • 蒜末少许 ニンニクみじん切り少々

佐料 zuǒliào / 調味料

  • 三温糖10g 三温糖10g
  • 酱油1勺 しょうゆ大さじ1
  • 盐2g 塩2g(野菜の下処理用)
  • 五加皮半勺 三温糖大さじ1
  • 1勺白醋 白酢大さじ1
  • 半勺黑醋 黒酢大さじ1/2
  • 辣酱 辣醤
  • 蜂蜜 はちみつ
  • 黑胡椒 黒こしょう
  • 粉桂枝 粉桂枝(お好みで)
  • 粉麻油 ごま油(お好みで)

各少々

⚠ワンポイントアドバイス

桂枝粉・五加皮粉は薬膳スパイスのため、入手困難な場合は入れなくても可。

1.銀だらを一口大に切り、薄い塩水に約2分浸して臭みを取る。水気を拭き取り、軽く塩(約1g)を振って20〜30分置き、薄く小麦粉をまぶす。

*身が滑らかになり、焼く際の崩れ防止になります。

2.ベビー白菜はざく切り、紫玉ねぎと長ねぎは細切り、鷹の爪は種とヘタを除いて刻む。

3.ベビー白菜の芯と紫玉ねぎに塩2gを加えて軽くもみ、5分ほど置いて水気を絞る。

4.生姜・にんにく・三温糖・醤油・白酢・はちみつ・黒こしょう・辣醤を混ぜる。桂枝粉や五加皮粉を使用する場合は少量加えて混ぜ合わせる。

做法 zuò fǎ(作り方)

①フライパンを中火で熱してから油を入れ、弱火にして銀だらを両面焼き、表面が固まり色が変わったら一度取り出す。

②同じフライパンでベビー白菜の芯、紫玉ねぎ、鷹の爪、長ねぎを加え、軽く炒める。

*紫玉ねぎは加熱しすぎないのがポイントです。

③銀だらを戻し入れ、合わせ調味料を加えて弱火でやさしく絡める。(味付けはお好みで調整。)

④皿に盛り、仕上げに黒酢とごま油を数滴たらす。

完成!

いただきます!

養生メモ/食材の効能

銀だらは高タンパクで消化吸収に優れた深海魚。

必須アミノ酸やOmega-3脂肪酸、ビタミン類、セレン、リン、カリウムなどを含み、心血管の健康維持や免疫機能のサポートに役立つとされ回復期の良質なたんぱく源としても適しています。

ベビー白菜は白菜に似ていますが、食感がやわらかく、食物繊維やビタミンCなどを含みます。

白菜の芯でも代用可能です。

紫玉ねぎはアントシアニンやケルセチンを含み、抗酸化作用が期待されます。普通の玉ねぎは含硫化合物を多く含みます。

長ねぎや唐辛子は体を温め、体内の湿気を取り、消化機能を助ける食材とされています。

「聴く中国語」では、毎号中国の家庭料理のレシピを取り上げています。より詳しい記事の内容や日中2か国語記事『聴く中国語』2026年5月号に掲載中です。

   

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