基本的な薬膳(食養生)は、季節の変わり目や気候に応じて、体の整え方を少しずつ変えていくことが大切です。
甘味・酸味・苦味・辛味といったさまざまな味をバランスよく取り入れることで、その季節に合った体づくりをサポートしましょう。
5月(旧暦4月)は、清明・穀雨を過ぎて立夏・小満へと進み、初夏に入る時期。
春の長雨や湿気の影響で体の中に余分な湿気がたまりやすく、気温差によって消化機能(脾胃)も乱れがちになります。
そのためにこの時期は、消化を助けながら体の余分な湿気を取り除き、体のバランスを整えるような食事を心がけることが大切です。
酸辣银鳕鱼 suān là yín xuě yú
(酸辣銀だら 上海風「酸溜魚片」をアレンジ)

材料 cáiliào / 用意するもの (今回は2人前の量です)
- 去皮银鳕鱼200g 銀だら(皮なし)200g
- *皮は脂肪分が多いため、取り除くのがおすすめです。高コレステロール血症や魚介類アレルギー、腎疾患のある方は摂取量に注意してください。
- 娃娃菜200g ベビー白菜 200g
- 紫洋葱30g 紫玉ねぎ 30g
- 干辣椒2个 鷹の爪2本
- 大葱半根(绿叶部分) 長ねぎ(青い部分)1/2本
- 姜末 生姜のみじん切り 少々
- 蒜末少许 ニンニクみじん切り少々
佐料 zuǒliào / 調味料
- 三温糖10g 三温糖10g
- 酱油1勺 しょうゆ大さじ1
- 盐2g 塩2g(野菜の下処理用)
- 五加皮半勺 三温糖大さじ1
- 1勺白醋 白酢大さじ1
- 半勺黑醋 黒酢大さじ1/2
- 辣酱 辣醤
- 蜂蜜 はちみつ
- 黑胡椒 黒こしょう
- 粉桂枝 粉桂枝(お好みで)
- 粉麻油 ごま油(お好みで)
各少々
⚠ワンポイントアドバイス
桂枝粉・五加皮粉は薬膳スパイスのため、入手困難な場合は入れなくても可。

下ごしらえ
1.銀だらを一口大に切り、薄い塩水に約2分浸して臭みを取る。水気を拭き取り、軽く塩(約1g)を振って20〜30分置き、薄く小麦粉をまぶす。
*身が滑らかになり、焼く際の崩れ防止になります。
2.ベビー白菜はざく切り、紫玉ねぎと長ねぎは細切り、鷹の爪は種とヘタを除いて刻む。
3.ベビー白菜の芯と紫玉ねぎに塩2gを加えて軽くもみ、5分ほど置いて水気を絞る。
4.生姜・にんにく・三温糖・醤油・白酢・はちみつ・黒こしょう・辣醤を混ぜる。桂枝粉や五加皮粉を使用する場合は少量加えて混ぜ合わせる。
做法 zuò fǎ(作り方)
①フライパンを中火で熱してから油を入れ、弱火にして銀だらを両面焼き、表面が固まり色が変わったら一度取り出す。

②同じフライパンでベビー白菜の芯、紫玉ねぎ、鷹の爪、長ねぎを加え、軽く炒める。
*紫玉ねぎは加熱しすぎないのがポイントです。
③銀だらを戻し入れ、合わせ調味料を加えて弱火でやさしく絡める。(味付けはお好みで調整。)

④皿に盛り、仕上げに黒酢とごま油を数滴たらす。

⑤完成!
いただきます!

養生メモ/食材の効能
銀だら
銀だらは高タンパクで消化吸収に優れた深海魚。
必須アミノ酸やOmega-3脂肪酸、ビタミン類、セレン、リン、カリウムなどを含み、心血管の健康維持や免疫機能のサポートに役立つとされ、回復期の良質なたんぱく源としても適しています。
ベビー白菜
ベビー白菜は白菜に似ていますが、食感がやわらかく、食物繊維やビタミンCなどを含みます。
白菜の芯でも代用可能です。
紫玉ねぎ
紫玉ねぎはアントシアニンやケルセチンを含み、抗酸化作用が期待されます。普通の玉ねぎは含硫化合物を多く含みます。
長ネギ
長ねぎや唐辛子は体を温め、体内の湿気を取り、消化機能を助ける食材とされています。
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