20代女子が行く!4泊5日山東省大移動の旅③|臨沂市にある圧巻の没入型テーマパーク

聴く中国語

▼3日目(前編)はコチラから

3日目:泰安臨沂(後編)

世界遺産・泰山を下山し、午後はお隣の臨沂市に移動。巨大没入型テーマパーク琅琊古城へと向かいました。

ちなみに「琅琊」とは、現在の山東省から江蘇省にかけての地域に存在した古代の地名だそうです。

2024年開園の新しいテーマパーク。歴史が学べるということもあってか、遠足や修学旅行で訪れる学生さんも多いよう。中国にはこの類のテーマパークがたくさんあるみたい。

このテーマパークはショーがメインで、パーク内で毎日大小さまざまなショーが開催されているのですが、この日はなんと1日でトータル197ステージもあるんですって。

入ってすぐはこんな感じ。テーマパーク感にワクワク。
キャストさん(?)も世界観を守ったコスチュームです。
時代劇のセットに迷い込んだ感じ。
ここ臨沂市出身の有名人・諸葛亮(諸葛孔明)の村、かな?

今回、私はここで2つの大きなショーを観劇したのですが、これが本当に本当に圧巻でした!!

(「2つも飽きずに見られるかしら」なんて要らぬ心配でございました。大変失礼いたしました。)

まず直行したのが、「琅琊大剧院」という劇場。ここで上演されているショー『国秀琅琊』を見ます。

あんなに巻きで登山をしたのは、このショーの時間に間に合わせるためでした。なんならもう始まっているので、ダッシュで中へ。

内容は、瑯琊の1000年にわたる歴史のダイジェスト。

何がそんなにすごいのかと言いますと、シルク・ドゥ・ソレイユに負けず劣らないであろう出演者たちの身体能力と、現代で成し得る全てを取り入れていると言っても過言ではないボリューミーな演出の数々です。

美しく舞っています。なんだかわからないけどいきなり美しい。
天井から人が!
水の演出。
と思ったら、天井からスクリーンが出てきました。
客席の間から競り上がってきた舞台。とにかく仕掛けが多い。
客席の通路も歩いて、広く大きく舞台を使います。

そして、私が一番度肝を抜かれた場面!

伝わります??左側、人間が空中で、逆立ちで、足で、弓矢を引いてます。

狙いを定めて…

ほんまに命中してる!!!右側の的にちゃんと刺さってるの、見えます??

CG顔負けの凄技、恐るべし。

彼女はいわゆる“艺考生”なのでしょうか?なにはともあれすごすぎる……。

ショーはまだまだ続きます。

人間が壁を走り、
馬が舞台を駆け抜ける。
今度はクレーンのような装置が出現。なかなか怖そう。
舞台を船が進み、
空中から太鼓が降りてくる。
人間も降りてくる。
光の演出。テクノロジーも駆使します。
手前はスクリーン、奥は出演者が実際に動いているのが透けて見えてる感じ。あっという間にエンディングを迎えてしまいました。
大フィナーレ!!

以上、私の感動が伝わりましたか……?(やっぱ難しい……?)

そこまでストーリー仕立てではないので、簡単に時代背景を理解していれば、中国語がわからなくても十分に楽しめそうです。

時代背景を全く理解していない私でもめちゃくちゃ楽しめた、ということだけはなんとなく伝わったでしょうか。

興奮冷めやらぬまま、劇場を後にし、晩ご飯会場を目指して移動します。

が、途中でちょっと寄り道。

中国の伝統的な影絵人形劇「皮影戯(皮影戏)」を見ました。

2011年にはユネスコ世界無形文化遺産にも登録されています。

午前中には泰山にも登り、なんだかこの日は世界遺産DAY。

影絵だけどカラーで、動きも可愛い。

弊誌『聴く中国語』で連載中の中国古典『封神演義』でもお馴染み、みんな大好き「ナタ(哪吒)」のお話でした。

パーク内には、こういったサクッと見られるパフォーマンスもあります。

さてさて、今度こそ本当にレストランへ。

なんと、レストランでも、ショーが見られます。

ファイヤー!

せっかくなので、ここまで割愛してきたお料理について、少しだけご紹介。

山東省のカリフラワーは、あの独特なモサモサ感がなくて、違う野菜みたい。
個人的に好きな中華のスープ“牛骨玉米烫”。
お肉料理。山東省で食べたご飯は全体的に優しい味付けで助かりました。
奥には名物の“煎饼”。この宝の地図のように大きくて、硬めのクレープ生地に、なんでも巻いて食べます。

余談ですが、ここ臨沂市では鶏肉を多く食べられているそうで、生きて臨沂を出られるニワトリはいない没有一只鸡能活着走出临沂)」という言葉まであるんだとか。

臨沂市に来たらぜひ、鶏料理を味わってみてください。

お腹も満たされたところで、次なるショーの会場へ移動しましょう。

パーク内は、あちこち歩いているだけでも楽しそうです。

溶け込むコンビニ。
“奶茶”も欠かせない。(大人気ドリンクチェーン「沪上阿姨」)

次は「马战秀场」で上演される『国士捍山河』というショーを見ます。

こちらは今年の春節頃(2026年2月)に始まったばかりの新しいショーだそうですよ。

サッカースタジアムみたい!
中に入るとこんな感じです。ユニバの「ウォーターワールド」を思い出しました。

こちらのショーは、ここ臨沂市出身で、唐代に政治家・書家として活躍した顔真卿をはじめとする「顔氏一族」のお話。

途中、安史の乱が勃発するも、唐王朝のために決死の抵抗をする……といった感じでしょうか。

最初のショーよりもセリフが多めなので、知識がないとなかなか難しかったです。

私には、職務を全うし国を守ろうとする父親と、それにより親子の関係を引き裂かれた息子の悲しいストーリーに見えたのですが、本当にそういうお話だったのか、自信は全くありません。(笑)

主人公のモノローグがあり、幼少期を回想してスタート。一応下のモニターに中国語字幕を出してくれています。
宮殿が競り上がってきた!
このショーでは、馬だけでなくラクダも出演。
もちろん、馬も駆け回ります。にしても、ものすごい数!
人間も舞います。こういうヨガあるよね。
燃えている……!なんだか雲行きが怪しいです。
城壁が出現。こちらの会場も仕掛けがすごい。
犬もいた!
いつの間にか日も暮れて、ステージはなんだか幻想的です。
客席の後ろを馬が走る!なかなかスリリング!
今度は舞台の上を船が進みます。一緒に行くと嘘をついて、息子だけ逃した(?)みたいなシーン。
シーンごとにお月様の色が変わっていました。赤いお月様、なんだか不穏で不気味な感じ。
ヒートアップ……!花火で戦火を表現。勢いが増していきます。
宙吊りの兵士たち。
最後は戦が終わり、なんだかお祭りムードになって、華やかなフィナーレでした。(写真:鲁网)

かなりふわーっとした、なんとなーくの理解ではありましたが、約1時間のショーを飽きずに最後まで楽しむことができ、大満足です!

私は終始、舞台装置の仕組みに興味津々。(笑)

エンタメ業界に携わる方が見れば、いろんなインスピレーションが湧いてきそうな、そんな全力の中国エンタメを体験させていただきました。

会場を出ると、すっかり夜です。

夜のライトアップされたパーク内もまた素敵ですね。
割と現代的な、“民国剧”を彷彿とさせるエリアも。
パークの入り口、夜バージョン。

ちなみに、このパーク内にはホテルもあるんですって。まるでディズニーランド!

中国を訪れた際は、こういった歴史テーマパークにも足を運んでみてはいかがでしょうか。

拙いレポートで、私の感動が伝わったのかどうかは実に不安ですが、ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!

次回は、旅の4日目をお届けしようと思います。

ここ臨沂市は偉大な政治家や書家を数多く輩出したことで知られる街。

その代表的な人物である王羲之諸葛亮(諸葛孔明)のゆかりの地などを巡りました。

それでは、また次回お会いしましょう!下次见!

▼続き・4日目の様子はコチラから

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