うっちーの中国語四方山話㉗ 中国語で算数を−加減乗除の言い方

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中国語語学誌『聴く中国語』では日中異文化理解をテーマにしたコラムを連載しています。

今回は日本中国語検定協会理事長の内田慶市先生が執筆されたコラム、うっちーの中国語四方山話㉗ 中国語で算数を−加減乗除の言い方 をご紹介します。

「2足す1は3です」ね。これは皆さん簡単にできますよね?

では、「9引く4はいくつ」でしょう?これも当然分かりますね。数式で示せば、「9-4=5」となります。

実はこうした算数の言い方については日本の中国語教育や中国語のテキストにはあまり出てきません。今回は、これを取り上げてみましょう。

上の問題は次のようにいいます。

例えば、中国の算数の教科書には次のような問題があります。絵を見て答える問題ですね。

「足し算」と「引き算」はこんな風になりますが、では、「かけ算」と「割り算」はどうなるでしょう?

実は、日本語でも足し算、引き算、かけ算、割り算のことをまとめて「加減乗除」と言いますが、中国語はまさにこの4文字を使うのです。また「イコール」は“得(dé)”あるいは“等于(děngyú)”となりますね。

最後に、「九九」は皆さんご存知ですね。「1、1が1」「1、が2」・・というやつですね。これは中国でも同じようにあるのですが(“乘法口诀”)、実は、日本の九九の半分しかありません。それを「半九九」と言っています。

いわゆる「九九を暗記する手間を省く」という「省エネ」ですね。ただ、日本でも古くは「半九九」だったようで、明治時代の教科書(図は明治6年『師範学校小学教授法』のもの)にもその表が載っています。

内田 慶市(うちだ けいいち)/1951 年福井県生まれ。博士(文学)・博士(文化交渉学)。専攻は中国語学、文化交渉学。福井大学教育学部助教授、関西大学文学部・外国語学部教授、大学院東アジア文化研究科教授を歴任。2021年関西大学外国語学部特別契約教授定年退職。東アジア文化交渉学会常任副会長( 2009 年~)、中国語教育学会理事( 2016年3月~2020年2月)、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター長( 2017年4月~)、日本中国語検定協会理事長(2020年6月~)。主著に『近代における東西言語文化接触の研究』(関西大学出版部、2001)、『文化交渉学と言語接触─中国言語学における周縁からのアプローチ』(関西大学出版部、2010)、『漢訳イソップ集』(ユニウス、2014)などがある。

今回紹介したコラムは『聴く中国語』2026年6月号に掲載しております。

本誌には内田先生の更に詳しい加減乗除に関するコラムを読むことが出来ます。興味のある方はぜひこちらをチェックしてみてください。

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