20代女子が行く!4泊5日山東省大移動の旅④|王羲之、諸葛孔明、孫武、孫臏――山東省の有名人たち

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▼3日目はコチラから

4日目:臨沂青島

山東省は、歴史に名を残す優れた政治家・書道家を数多く輩出してきたことで知られ、ここ臨沂市は特に有名人の多い街みたいです。

この日は4か所の博物館や遺跡を回りました。(ハードモードツアー!それだけ山東省は見どころが満載。)

※念のためもう一度保険をかけさせていただきますが、私の歴史の知識は人並み以下です。あらかじめご了承の上、歴史に詳しくない方もぜひ、楽しんでいってくださいませ。

王羲之故居

王羲之故居のガイドさんとツアーのガイドさん。

王羲之(303 – 361年)とは、東晋時代(4世紀)に活躍した書家・政治家。「書」をただ文字を書いて記録することから、感情や美を表現する芸術にまで高めたことで「書聖」と称されています。

まさにこの場所が、王羲之の生まれ育った場所なんですって。

入ってすぐに池が。「洗硯池」という名の通り、この池で硯を洗って、池が真っ黒になったんだとか。……それは大丈夫なん?
王羲之はガチョウが大好きで、そのガチョウの姿から筆運びのインスピレーションを得ていたそう。手の形に注目。
たくさんの書が展示されている「琅邪書院」。看板の字は、王羲之の作品からあちこち引っ張ってきて、繋ぎ合わせたそうです。
その前で太極拳に勤しむ方々。なんだか贅沢(?)。
王羲之にあやかってお願い事してますね。顺心如意!

進んでいくと、王羲之の最高傑作とされる『蘭亭序』の巨大な碑がありました……!

よく見ると左の方に塗りつぶした跡が。

酔っ払ったときに書いて「後で書き直そ〜」と思ったけど、改めて見たら意外と上手く書けてて「これでええやん!」となったらしいです。

清書よりも練習の方が上手く書けちゃう感じ、わかる。

また池がありました。ガチョウを意味する「鵞」は王羲之、「池」は息子・王献之の字。“父子碑”とも言われているそう。
池の端にいた真っ白の凛々しいガチョウ。置物じゃないですよ。
水で地面に文字を書く達筆なおじさんに遭遇。ディズニーのキャストさん的な感じかと思いきや、仕込みではなく一般の方でした。

銀雀山漢墓竹簡博物館

2021年に新しく建て替わってピカピカ。

こちらは、1972年に出土された銀雀山1号漢墓・2号漢墓のある場所に位置していて、そこから『孫子兵法』『孫臏兵法』など、たくさんの竹簡が見つかったそうです。

基本的に、何かが出土されればそこに博物館を建てちゃう手法なのですね。

孫武(左)と孫臏(右)がお出迎え。

それまで謎に包まれていた「孫子」は、この漢墓の発掘により、『孫子兵法』を書いた孫武(紀元前535年頃 – 没年不明)と『孫臏兵法』を書いた孫臏(生没年不明・紀元前4世紀頃)という二人の人間であったことが明らかになりました。世紀の大発見!

ちなみに、孫武と孫臏は真逆のキャラで、孫武は「しなくていい争いはしない(意訳)」タイプ、孫臏は「どんどん行っちゃえ(意訳)」タイプだったんだとか。

銀雀山1号漢墓
銀雀山2号漢墓

竹簡をモチーフにした大阪・関西万博の中国パビリオンの建物を見たせいか、竹簡がまさかこんなに小さいものだとは思っておらずびっくり。器用だこと!

よく見ようと近寄ったらガラスに額をぶつけました。(笑)
確かに文字が……!竹でも腐敗せずに残るのね。

そして、戦国時代の武将・武田信玄の軍旗で有名な「風林火山」は、『孫子兵法』に記された4つの句を抜粋したものです。

日本でもよく知られているよ、という説明がありました。

其疾如風(その疾きこと風の如く)」「其徐如林(その徐かなること林の如く)」「侵掠如火(侵掠すること火の如く)」「不動如山(動かざること山の如し)」の最後の字を取って「風林火山」。

状況に応じた柔軟で完璧な軍の運用法を言い表しています。深い。

昨日ショーでめっちゃ見た城壁!

ここまで戦、戦、戦だったのに、展示の締めは急に可愛い。

翡翠のスイカ。
お花が刻まれたお椀。

沂南漢墓博物館

のどかな場所にありました。

ここには、1954年に発掘されたという後漢時代の石造りの墓室がそのまま保存されています。こんなに完全な状態で残っているものは大変珍しいんだとか。

誰のお墓なのか、これまたはっきりとは分かっていないようなのですが、身分の高いご夫婦のようです。

そしてなんと、ここでは実際に地下に入って行って、その墓室を間近で見学することができます。

なお、傷めてしまわないよう、撮影はNG。

(写真:百度百科)

こんな感じで、本当にお部屋みたいになっています。

特に面白いのは、トイレまで造られていること。亡くなった後も不自由のない生活ができるよう、生活空間に必要なものは一通り揃えていたんですって。

そしてもう一つの見どころは、壁や柱にびっしりと彫られた画像石。それぞれの絵にちゃんと意味があり、その解説は隣の建物で拓本とともに見ることができます。

傷んでしまうため拓本もあまり取らないそう。貴重です。
動物がたくさんいます。なんだか可愛い。
これは焼き肉パーティーの様子。愉快ですね。(笑)

諸葛亮故里記念館

日本でも映画やドラマ、漫画、ゲームなどなどでお馴染み、忘れてはならない山東省出身の有名人・諸葛亮(諸葛孔明)の記念館。

諸葛亮(181 – 234年)とは、三国時代の蜀漢の政治家・武将(軍師)。本名が「亮」で、「孔明」は字(あざな)です。

つまり、諸葛亮も、諸葛孔明も、同一人物ということですね。(三国志ファンの方にとっては初歩中の初歩知識なのでしょう……。失敬失敬。)

今度はそんな諸葛亮(諸葛孔明)の生まれ育った場所にやって来ました。

ここにも画像石。
入ってすぐ、祠がドーンとあります。
中はこんな感じ。……ちょっと、いやだいぶ不気味じゃない?

現在この記念館は、増築に向けて動いているそうで、私が見たのはまだ完成形ではないようです。どんな姿になるのか、楽しみですね。

そういえば、「諸葛」さんという名字の方は本当にいらっしゃると聞いたことがあります。二文字のレア名字。

ちなみに、私は実際にはお会いしたことありません。「欧阳」さんと「司徒」さんなら、映画やドラマの役名で見たことあります。(笑)

そんなこんなで、昨日のテーマパークから始まり、1日半で臨沂市をぐるっと堪能!

長い旅もそろそろ終わりが見えてきました……(グスン)

2011年に開通した青島膠州湾大橋を渡って青島市に移動します!

景色が見たくて、一番前の席へ。
夕陽も見れた!綺麗~~

次回はこの旅のラストとなる5日目、大慌てで観光した青島市の様子をお届けします!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回お会いしましょう!下次见!

▼続き・5日目の様子はコチラから

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