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影視で知ろう中国文化⑮照らされるほどに、その影は濃く〜映画『HERO英雄』、消費される中国像〜

 世界にその名を知らしめる中国の名監督、張芸謀(チャン・イーモウ)。2024年12月、彼の初期3作品が「張芸謀 チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界」として日本のスクリーンに蘇りました。  日本で最も馴染み深...
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影視で知ろう中国文化⑭城砦に宿る潮汕“魂(ソウル)”〜『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』より〜

 2025年1月に日本で公開されるやいなや、興収約5億円のヒットを飛ばした香港映画『トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦』(以下:『トワウォ』)。口コミやSNSを中心に人気が広まり、年齢やファンダムを超えて多くの人々を魅了しま...
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影視で知ろう中国文化⑫その面影はいつも片隅に~映画『オールド・フォックス 11歳の選択』より~

   皆さんは発売から65年経った今でも台湾で愛され続ける家電、「大同電鍋(ダートンでんが) 」をご存じでしょうか。「蒸す」、「煮る」、「炊く」の調理の基本要素を備えた電気釜で、台湾の家庭では欠かせない存在です。2016年には、その...
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影視で知ろう中国文化⑪それは優しさか、エゴか〜映画『この夏の先には(原題:盛夏未来)』より〜

※このコラムはネタバレを含みます。  6月といえば中国は全国大学統一入試、高考(ガオカオ)の時期。日本の受験競争も厳しいと言われますが、中国では高考後に受験生の両親が離婚する「高考離婚」が社会問題になっています。映画『この夏...
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影視で知ろう中国文化⑧破る地獄は、黄泉か現世か~映画『ラスト・ダンス』より「破地獄」の儀式~ 

 昨年11月、「香港映画祭」と「東京国際映画祭」が東京で開催されました。今回は両映画祭で上映された、話題の香港映画『ラスト・ダンス(原題:破・地獄)』をご紹介します。    映画の舞台は、アフターコロナの香港。パンデ...
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影視で知ろう中国文化⑦漂う者に帰路を教える、ふるさとの味 ~映画「僕らの先にある道」より~ 

 春節(旧正月)期間は、人々が帰省し、家族団らんのひと時を過ごします。今回は年末帰省のさなかで出会った男女の、10年を描く映画をご紹介。  台湾出身の女優兼歌手、劉若英(レネ・リウ)が、自身のエッセイをもとに製作した...
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影視で知ろう中国文化⑥映画の差し色、紅い錦旗 ~映画「薬の神じゃない!」ほか2作品より~ 

 みなさんは、中国で祝い事や感謝のしるしに、お世話になった相手へ深紅の旗“锦旗(きんき)”を贈る風習があるのをご存じでしょうか。「錦旗」とは優勝旗のような旗で、贈り主が考えた感謝の言葉が大きく金字で添えられたものです。 「錦旗」の言...
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影視で知ろう中国文化④父の残像を映す「大坑舞火龍(ファイヤー・ドラゴン・ダンス)」映画『花椒の味』で見る中国人の中秋節

 先日、はじめて映画『花椒の味』を見ました。題名の「花椒(ホアジャオ)」は火鍋の麻辣味に欠かせない「麻(痺れる辛さ)」を作る香辛料。さて、今回はあえて花椒ではなく、映画に登場する伝統行事の大坑舞火龍(ファイヤー・ドラゴン・ダンス)について...
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影視で知ろう中国文化②「青」春を纏う学生服~映画『少年の君』より~

 外国の映像作品には言語以外にも、日本と異なる文化風習が随所にちりばめられています。本コラムでは、中国の映像作品に登場するモノの背景にスポットを当て、中国の文化を紐解きます。  学校の開校日も過ぎ、街では気だるげに登下校する学生たち...
ドラマ

【2024.09.05更新!】中国ドラマで中国語を学ぼう!「聴く中国語」で扱った話題の中国ドラマ&映画22選~歴史、恋愛、サスペンス~

中国語学習月刊誌「聴く中国語」では、毎号、話題の中国ドラマで本場の中国語を学ぶコーナーが人気です。今回は、2023年から取り上げた作品のジャンル、主な出演俳優、簡単なあらすじ、視聴可能動画サイト(予告編&本編)、掲載号までをど~ん...
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