『聴く中国語』の人気特集「中国大接近」がついに書籍化されました!
毎月、さまざまな角度、新鮮なテーマで「今」の中国・中国人を紹介してきた本コラム。本書はそのなかから6つのテーマを選び、独学で中国語を学ぶ方や、中国語教育に携わる方にとってより利用しやすいように加筆・編集しています。今回は、『聴く中国語』編集部の視点から本書をレビューします。
本書の特徴
厳選された面白い内容
中国大接近では、中国語を学ぶ皆さんに「知りたい!学びたい!」と、興味を持って学んでいただけるような内容を取り上げています。本書の目次を覗いてみましょう。
日本でも「○○出身の人には~な人が多い」というような、地域ごとにステレオタイプがありますよね。中国にもそのようなステレオタイプが存在します。ステレオタイプを理解することで、中国人のことをより深く知ったり、出身地についての話がより盛り上がったりするかもしれませんね。
名前と年代には意外な関係があります。各年代に見られる名前の特徴を知れば、中国人の名前を見ただけでどの年代の人なのか推測できるかもしれません。名前の背景には奥深い世界が広がっています。
近年日本では「古民家ブーム」が注目されていますよね。古民家ならではの温かい雰囲気や、伝統的な建築様式に心惹かれます。中国の古民家にはどのような特徴があるのでしょうか?
私の身の回りにも、猫が大好きで飼っている中国人の友人がいます。たしかに、猫は中国人に人気なイメージがありますね。だけどどうしてこんなに猫を愛するのか、その理由は考えたことがありませんでした。とっても気になる内容ですね!
中国の「辣」にはいろいろな種類があるのをご存じでしたか?辛い料理と言えば、四川料理がよく知られていますが、中国には他にもさまざまな「辣」があるんです。中国各地へ足を運び、それぞれ特色のある「辣」を味わってみたいですね!
昨年(2022年)、日中国交正常化50周年を迎えました。本課では、この50年間を政治、経済、文化などさまざまな角度から振り返ることができます。中国語を学んでいる人にはぜひ知っていただきたい内容です!
听写に最適
本書は各節ごとにすっきりと内容がまとめられており、各節の文字数は200文字前後、音声の長さは約1分ほどです。これ、听写(音声を聴いて書きとる学習)には最適な長さだと思います。听写は中国語を耳、目、手で感じながら学ぶことができる、とっても効果的な学習方法ですが、けっこう時間と体力を要しますよね。日々継続して学習するのに難しさを感じている人も少なくないと思います。本書は内容がちょうどいい長さに区切られているので、そのような方々にとっても、学習に取り組みやすいのではないでしょうか?文量がちょうどよいだけでなく、内容もとっても興味深いので、楽しく听写を行うことができると思います。
要点を抑えた学習
本書は①本文に関する設問→②重要語句→③本文→④学習ポイントという流れで構成されています。
各節の初めのページ(本文の前)には、「まず、聴いてみましょう!」とのタイトルで3つほど本文の内容に関する質問が用意されています。これらの質問をはじめに聴いておくことで、本文の要点を事前に意識することができ、ある程度イメージを持って本文を聴くことができます。また、重要語句が先に読み上げられるので、分からない単語を先にチェックしておけば、内容理解の大きな助けになります。本文を聴いた後には、本文中の文法や構文などの学習のポイントがまとめられており、豊富な例文とともに理解を深めることができます。
最後に
6月末発売の本書、早速購読者の方々からAmazonへレビューもいただいているので、一部を抜粋して取り上げさせていただきたいと思います。
全ての课文にピンインつきで、発音を正しく行うためにも使えるリスニング教材です。
テレビやラジオの語学講座では上達しないね。ってネイティブの人に言われていたのでこの本を見せたら、良さそうじゃん♪って。私が見ても内容が面白そう。って言ってました!
中国の多彩な文化や習慣を理解しながら学習することができる素晴らしいものでございます。何も知らない状態から始めるには、この教材が最適なのです。
聴いて、読んで、音読を重ね、とてもわかりやすいです。効率的に学習できるため時間を無駄なく使えます。
その他、コメントをくださった皆様、ありがとうございます!
『聴く中国語 中国大接近』で、中国語を楽しく着実に、レベルアップさせましょう!
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