上海3泊4日旅・アテンド記

コラム
コラムニスト 水上華
日本と中国のハーフ。日本で生まれ育ち高校三年生の時に中国への留学を決め中国の大学に入学するも、新型コロナウイルスの影響で一年生の間は中国への渡航が叶わず日本でオンライン授業を受けた。

 先日、高校時代の友人が三泊四日で上海を訪れた。今回はその旅行プランをご紹介しようと思う。彼女が上海に来る前に行ったことは主に二つだ。一つはビザの申請。現在(2024年7月時点)、日本人が中国へ観光に訪れるにはビザが必要だ。もう一つはAlipayの準備だ。Alipayは日本のクレジットカードを紐づければ中国国内で使用することができる

1日目(浦東空港~蟹粉小籠包~相親角~南京西路~新天地~火鍋~外灘)

 1日目は、まず浦东空港まで友達を迎えに行き、一緒に南京路に予約したホテルへ向かった。荷物を置き、昼食を食べに“馋三尺蟹粉小笼”人民广场店へ。蟹粉拌面蟹粉小笼包を注文した。日本語を話していた私たちに気づいて、店員さんがフレンドリーに話しかけてきた。知っている日本語をたくさん話してくれるのを見て友達が非常に喜んでいた。私もとても嬉しかった。

 ご飯を食べた後は、人民広場に散歩がてら、中国名物“相亲角”(お見合いコーナー)を見せに向かった。たくさんの人で賑わっており、友達がとてもびっくりしていた。二人でじっくり見てまわり満足したので、友達が行きたがっていた「スターバックス リザーブ ロースタリー上海」へ向った。友人は初めてシェアサイクルに乗った。中国の交通ルール上、右折する時だけは信号関係なく右折をしていいルールなのだが、日本とは少し違う交通ルールに友達が戸惑っていたようだ。

 スタバで少し休憩をした後に南京西路をブラブラすることにした。ちょうど南京西路の「niko and …」日本のアニメ怪獣8号とコラボをしており、アニメ好きの友達のテンションが上がっていた。たくさん写真を撮り非常に満足したようだった。

 そしてそのまま電車に乗り新天地へと向かった。いろいろなお店を見て回ったのだが友達は「HARMAY」というコスメショップがとても気に入っていた。倉庫を改装した店内で、ブランドコスメをミニサイズで販売し手軽に試せるので人気だ。友達も今まで気になっていたが、値段が高く購入を断念していた商品をいくつか買って帰っていた。

 友達に三亜で食べた火鍋が美味しすぎて、上海で食べられるところをずっと探しているという話をしたらぜひ食べてみたいということたったので、夜ご飯には“太琼糟粕醋·海南酸汤火锅”を食べに行った。三亜で食べた味とは少し違っていたのだが、この店の火鍋も美味しく友達も満足したので安心した。ご飯を食べ外滩へ寄り、上海の夜景を堪能し1日目は終了した。

2日目(上海ディズニー~マッサージ)

 2日目は上海ディズニーへ行った。私のイチオシアトラクションであるカリブの海賊は友達もとても楽しんでくれて、結局3回も乗ってしまった。前回行った時にはまだオープンしていなかったズートピアのエリアに行ったのだが、エリアに入るだけで130分待ち、アトラクションに乗るのにまた120分待ちだった。流石にそんなに待つ体力はなかったので、今回はエリアを一周するだけにした。しかし、人気なのも納得するくらいとても可愛い世界観で、アトラクションに乗らずとも楽しむことができた。友達が一番楽しみにしていたトロンは、その日1日100分待前後で非常に混雑していた。空くのを狙っていたが難しそうだったので、今回はディズニー・プレミア・アクセスを購入し、並ぶ時間を大幅に短縮することができた。絶叫系のアトラクションが大好きな友達はすごく楽しんでいたようで私も満足だ。少し早めにディズニーを切り上げ、ホテル近くのマッサージ店へ二日間の疲れを癒しに行った。脚と肩のマッサージをしてもらった。映画を観ることができ、果物やお茶、お菓子が食べ飲み放題で、ラーメンや餃子など軽食を無料で食べられる中国のマッサージ店をとても気に入っていた。二日間たくさん歩き疲れたため、二人とも気づいたら寝てしまっていた。

3日目(静安寺~茶館~豫園)

 3日目は静安の方へ行った。静安寺を外から見てぶらぶら散策をした。歩き疲れたため私の大好きな“开吉茶馆”静安久光店へ行くことにした。ここでお茶と昼食をいただいた。ここのお茶が本当に美味しくてお気に入りのお茶屋さんなのだが、嬉しいことに友達も気に入ってくれたようで、お土産にお茶をたくさん買っていた。

 静安を楽しんだ後は豫园へ向かった。ちょうど夕方くらいに着いたのでグルっと回り終わったくらいに日も落ちて、ライトアップがすごくいい時間帯になった。友達は豫園の夜景が上海で見た景色の中で一番好きだったようでMVPだと言っていた。

 友達も私もとても楽しかった三泊四日だった。し心残りだが、また機会があれば絶対に行きたい、バケーション気分を味わうのにもってこいの場所だった。。

本コラムは『聴く中国語』2024年10月号に掲載しております。

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