インタビュー!俳優・李丹さん

インタビュー

中国語語学誌『聴く中国語』は毎月、日本で活躍している中国の有名人や日中友好に貢献している日本人にインタビューをしています。

今回は、日中両国の映画・ドラマ・舞台で活躍する女優・李丹さんにインタビュー。話題を集めたNHKの連続ドラマ『東京サラダボウル』にもご出演されていた李丹さんですが、日本で女優として活動を始めたきっかけとは?これまでの華やかなキャリアや、作品と向き合う際に大切にしていることなど、たっぷりお話を伺いました!

 ハルビンの出身の両親のもと、私は桂林で生まれ育ちました。12歳のときに広西芸術学院に合格し、舞踊を学びました。中国の古典舞踊や民族舞踊を専門にした後、広西省の歌舞団に配属され1年在籍しましたが、すぐに留学しました。1986年に日本に渡り、最初は島根大学の法文学部で日本語を学びました。1学期通ったあと日本大学芸術学部演劇学科に入学し、西洋舞踊を専攻しました。4年間学び、その後、俳優としての活動を始めました。

 舞台のあと出演したのが『女優霊』という作品でした。私はこの作品で幽霊の役を演じました。そこで感じたのは、私にとって演技とは、現場や作品との「魂の交わり」のようなものだということです。

その後、初めてメインキャストとなる映画『不法滞在』に出演しました。これは、入国管理局の職員と不法滞在の女性との恋愛を描いた作品です。

映画『女優霊』1996年公開、監督・中田秀夫
映画『不法滞在』1996年公開、監督・香月秀之、主演・陣内孝則、李丹

 『日本黒社会』で演じた役ですね。初めての衣装合わせの時、用意されていた衣装がしっくりこなくて、まるで「服に着られている」感覚だったんです。役者が衣装合わせに臨むときには、その役になりきっていなければいけないと思っています。でも当時の私は、まだその役に完全に入り込めていなくて、かなり焦りました。そこで思い切って監督に「髪を7色に染めてもいいですか?」と相談したんです。

映画『日本黒社会 LEY LINES』1999年公開、監督:三池崇史 主演:北村一輝

 それから私は、新宿アルタのあたりに通って、毎日、コギャルたちの様子を観察しました。二回目の衣装合わせの時にはもう髪は7色、眉毛はすっかり剃ってしまって。ちょうどその時、共演者の竹中直人さんも現場にいらっしゃり「わあ、おもしろいね。誰?プロフィールを見せて」とおっしゃったんです。私が過去に『女優霊』に出演したことを知り「あの映画、好きだったんだよ」と興味を持ってくださり、それがきっかけで今でもお仕事をさせていただいています。

 このドラマには中国人の登場人物がたくさん出てきますが、私は第7話から第9話まで出演しました。演じたのは「林夢琪(リン・モンチ)」という女性です。

ドラマ『東京サラダボウル』(2025年)

 彼女は人生の挫折を経験し、社会の底辺でもがきながら懸命に生きている女性です。本音は決して口にしないし、自分の弱さも絶対に見せない。きっと彼女は、過去に裏社会や犯罪組織に、借金など、さまざまな弱みを握られていたのでしょう。それでも最後に警察に真実を打ち明けたように彼女にも正義感があるんです。だからこそ、この人物を単純に「善人」や「悪人」として描くことはできません。ただ、どうにもならない現実があっただけ。人生って、1+1=2のように単純ではありませんよね。

 中国で最初に出演したのは『宮廷の諍い女』でした。私は主人公・甄嬛(シン・ケイ)の母親役を演じました。最初にその役をいただいたとき、正直、どう演じればいいか分かりませんでした。とても型にはまった「賢妻良母」、「貴婦人」という人物だったからです。でも実際に演じてみると、多くの方から良い評価をいただけて、嬉しかったですね。

ドラマ『宮廷の諍い女』中国放映・2011年、日本放映・2013年、監督・鄭暁龍

俳優

李丹

プロフィール

出身地:中国・桂林

特技:中国舞踊、モダンバレエ

語学:日本語、中国語(北京、広東)、英語

趣味:読書、散歩、旅行

代表作:映画『不法滞在』、映画『日本黒社会』、ドラマ『東京サラダボウル』、舞台『浅草パラダイス』など

今回のインタビューの続きは月刊中国語学習誌『聴く中国語』2025年9月号に掲載されています。さらに詳しくチェックしてみたい方は、ぜひ『聴く中国語』2025年9月号をご覧ください。

📹️弊社公式YouTubeでも動画を公開中!ぜひご覧ください。

俳優・李丹さん 独占インタビュー ~演じることは他者の人生を生きること~

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