料理で学ぶ中国語 薬膳シリーズ第7回「回鍋肉/ホイコーロー」

中国の食べ物

薬膳(食療)は、二十四節気と人それぞれの体質に基づいて考えられます。

本誌で紹介する料理はいずれも、四季の養生という原則に基づき、特に大きな持病のない一般的な体質の方を対象としています。

4月は、旧暦では「清明」と「穀雨」にあたる、陰湿になりやすい時期です。

中国には「清明時節雨紛紛(清明の頃は雨がしとしと降り続く)」という古い言い回しがありますが、これはこの時期に降り続く長雨の様子を表したものです。

湿気が多くなると、細菌や感染症が発生しやすくなるだけでなく、その湿気が体内に入り込み、痰や瘀血(血の滞り)を生じさせることもあります。

そのため、体を温める性質のある食材や、辛味のあるものを取り入れ、湿気を取り除き邪気を払うとともに、正気を補い、陰陽のバランスを整えることが大切です。

回鍋肉/ホイコーロー 上海・浙江地方のレシピをベースにアレンジ)

材料 cáiliào / 用意するもの

  • 卷心菜500g(中1个) キャベツ 500g(中1個)
  • 猪肉250g(完整一些) 豚肉 250g(できるだけ塊に近いもの)
  • 干香菇10片 干ししいたけ 10枚
  • 干辣椒3个 鷹の爪 3本
  • 大葱半根 長ねぎ1/2本
  • 姜2片 生姜2枚
  • 蒜末少许 ニンニクみじん切り少々

佐料 zuǒliào / 調味料

  • 蚝油1勺 オイスターソース大さじ1
  • 酱油1勺 しょうゆ大さじ1
  • 老抽1勺 たまりしょうゆ(老抽)大さじ1
  • 三温糖1勺 三温糖大さじ1
  • 少许甜面酱 甜麺醤
  • 辣酱 辛味噌(または辣醤)
  • 麻油 ごま油
  • 勾芡粉 とろみ粉(片栗粉など)

各少々

⚠ワンポイントアドバイス

分量は好みに応じて調整してください。

1.干ししいたけは、湿らせた小麦粉で軽くもみ洗いして汚れを落とし、ぬるま湯に20分ほど浸して戻し、再度洗う。

2.豚肉はキッチンペーパーで水分を拭き取り、食べやすい大きさに切り、少量のはちみつを表面に塗る。

3.キャベツは洗ってざく切りにする。(芯の硬い部分は分けて、薄切りにする)

4.鷹の爪は洗い、種を取り除く。

5.ごま油以外の調味料を小さな器に入れ、よく混ぜ合わせる。(必要に応じて、少量のぬるま湯を加えてもよい)

做法 zuò fǎ(作り方)

①フライパンを熱し、大さじ1の油を入れ、すぐにキャベツの芯の部分を加えて炒め、色が変わったら取り出しておく。続けて豚肉、干ししいたけ、鷹の爪を入れ、豚肉に半分ほど火が通るまでさっと炒め、取り出しておく。

②再びフライパンに大さじ1の油を入れて熱し、キャベツの葉の部分を入れて炒め、油が回ったら、1の豚肉などを戻し入れる。

③全体を軽く炒め合わせ、調味料を加えたらすぐに火を止める。仕上げにごま油を回しかけ、器に盛る。

注意

炒めすぎないようにし、キャベツの葉のシャキッとした食感を残すのがポイントです。

養生メモ

食材の効能

春キャベツは、さっぱりとした食感でおいしく、ビタミンやミネラルを豊富に含み、脾胃を補い、気を養う働きがあります。

豚肉はビタミンAを多く含み、陰を養って乾燥を防ぎ、腸や胃の働きを助け、腎や肝を補います。

干ししいたけは、気を補って胃を丈夫にする作用があり、これらを組み合わせることで、脾を健やかにし、胃腸を整える効果が期待できます。
(にんじんや黒きくらげがあれば、少量加えてもよいでしょう。)

体を温め、寒さを散鷹の爪には、湿気を取り除き、体を温める作用があります。らし、脾胃を健やかにして消化を助けます。

「聴く中国語」では、毎号中国の家庭料理のレシピを取り上げています。より詳しい記事の内容や日中2か国語記事『聴く中国語』2026年4月号に掲載中です。

   

ぜひチェックしてみてください!

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