薬膳(やくぜん)は食療(しょくりょう)とも呼ばれ、主に正気を補って、邪気を取り除き、陰と陽のバランスを整える作用があります。今回からは、四季を基盤とした薬膳レシピをお届けし、皆様の養生と健康維持をお手伝いします。
1月には小寒と大寒があり、三九から四九※にかけて1年で最も寒さが厳しくなります。この時期は気血を補い、腎を養う必要があり、特に陽気を補うよう心掛けることが大切です。温性または熱性の滋養食材を摂り、辛味・酸味・塩味を適度に取り入れると良いでしょう。
罗宋汤 luó sòng tāng
(上海風ボルシチ)

材料 cáiliào (用意するもの・四人前)
- 牛筋500~600g 牛すじ500〜600g
- 土豆约600g(中等4个) じゃがいも約600g(中4個)
- 洋葱约250g(大1个) 玉ねぎ約250g(大1個)
- 西红柿约150g(大1个) トマト約150g(大1個)※缶詰でも可(塩分・ケチャップの量に注意)
- 卷心菜约500g(大1/3个) キャベツ約500g(大1/3個)
- 胡萝卜100g(中1根) にんじん100g(中1本)
- 苹果约100g(大1/2个) りんご約100g(大1/2個)
- 杏鲍菇约50g(小5根) エリンギ約50g(小5本)※しいたけでも可
- 料理酒1勺 料理酒大さじ1
- 盐3g 塩3g
- 糖10g 砂糖10g
- 酱油1小勺 醤油小さじ1
- 番茄酱5勺 ケチャップ大さじ5
- 面粉10g 小麦粉10g
- 黄油5g バター5g
- 奶油1勺 生クリーム大さじ1 ※ミルクアイスでも可
- 融化芝士1片 とろけるチーズ1枚
下ごしらえ
- 牛すじと4倍量の水を鍋に入れて沸騰させる。アクを取り、料理酒大さじ1を加えて弱火で30分煮た後、2時間ほど煮汁に漬けたまま冷ます。冷めたら小さく切り、煮汁とともに容器に入れ、油分が白く浮いてくるまで冷蔵庫で数時間冷やす。
- じゃがいもは10分ほど茹で、トマトは十字に切り込みを入れてさっと湯通し、皮を剥く。じゃがいも、トマト、りんごの皮を剥いておく。
- じゃがいもとキャベツは大きめに切る。エリンギ、にんじん、りんご、トマトは小さめの角切り、玉ねぎは粗めのみじん切りにする。
做法 zuò fǎ(作り方)
①エリンギ、にんじん、りんご、牛すじ、油分を取り除いた煮汁を鍋に入れ、強火で沸騰させた後、中火で10分煮る。次にじゃがいもとキャベツを加えて煮立たせる。

②フライパンに油を熱し、トマトと玉ねぎを炒め、色が変わったら、塩、砂糖、醤油、ケチャップ、水で溶いた小麦粉を加える。

③とろみがついたら鍋に加える。(上下を返して均一に混ぜ、鍋底にくっつかないよう注意する。)

④バター、生クリーム、チーズを加え、蓋をして30分以上蒸らし、盛り付ける。

養生メモ
食材の効能:
冬の養生において、胃腸の働きを助け気血を補う食材として、牛肉が最も適しています。特に牛すじやテール(牛の尻尾)は栄養価が高く、牛すじはテールに比べてコラーゲンが豊富で脂っこくないのが特徴です。
じゃがいも、キャベツ、玉ねぎ、エリンギは、気を補い、胃腸を整え、体を温めるのに最適な組み合わせです。にんじんとトマトには、ビタミンやカロテンが豊富に含まれています。
胃腸が弱い方、末端冷え性の方、寒がりな方は、生姜汁を少量加えても良いですが、葱や生姜、ニンニクは入れないほうがより素材の味が引き立ちます。
准备好了吗?开始做菜吧! (準備はいい?さあ、料理を始めよう!)
「聴く中国語」では、毎号中国の家庭料理のレシピを取り上げています。より詳しい記事の内容や日中2か国語記事は『聴く中国語』2026年1月号に掲載中です。
ぜひチェックしてみてください!





コメント