中国語語学誌『聴く中国語』は毎月、日本で活躍している中国の有名人や日中友好に貢献している日本人にインタビューをしています。
今回は、日台ハーフの俳優・楊宇騰さんにインタビューをしました。楊さんの生い立ちや様々なお考えを伺ってみましょう!
――YUさんこんにちは!読者の皆さんにご挨拶いただけますでしょうか?
『聴く中国語』の読者の皆さんこんにちは。楊宇騰(YU)です。

――YUさんはデビュー以来、数多くの素晴らしい映像作品に出演されたり音楽作品を発表されたりと、多くのファンを魅了してこられました。今回は、皆さんが特に関心を持たれているYUさんご自身の生い立ちについて、まずは幼少期のことからお聞かせいただけますか?
私は台湾生まれの日本育ちで、母が台湾人、父が日本人です。15歳の時に上海へ留学し、そこで1年半ほど過ごしました。高校は日本で通い、その後、台湾の大学に進学して、台湾で10年ほど過ごしました。
上海へ行ってから、初めて本格的に中国語を勉強しましたが、幼い頃から台湾にいる親戚によく会いに行っていたので、多少は聞き取ったり話したりすることができました。改めて中国語を勉強し始めた時、「思ったより読めるし、話せる」ということに気づいて、自分でも驚きました。日本にいた頃は中国語を全く話さなかったので。おじいさんとおばあさんと話す時だけ中国語でした。

――当時、どうして上海へ行くことを決められたのでしょうか?
「中国語を身につけてほしい」という母の想いがきっかけです。上海にはインターナショナルスクールがたくさんあって、母は「上海は中国語を学ぶのに適切な場所だ」と思ったようです。
――台湾と日本を行き来するなかで、幼い頃にカルチャーショックを感じたことはありますか?
当時はまだ幼すぎて、学校も外国人ばかりの環境でしたし、文化の違いというものをあまり意識していなかったと思います。食べ物も、上海の料理は日本で食べる中華に似ていましたし。それよりも、中国語の発音ですかね。最初は声調に慣れなかったです。私は台湾訛りの発音なので。

――台湾のどんなところが好きですか?
人柄ですね。初めて台湾に行ったときから思っていましたが、本当にみんな親切で温かいんです。(他に好きなところはありますか?)朝ごはんですね。台湾の朝ごはんには、「蘿蔔糕(大根餅)」や「煎餅(中華クレープ)」など、日本ではなかなか食べられないものがたくさんあります。


俳優・歌手
YU(楊宇騰)
1995年 生まれ
2010年 15歳の時に上海に留学
2013年 大学進学を機に台湾へ移住
2018年 台湾の芸能事務所の研修生となる
2021年 「We Best Love 永遠の1位」「We Best Love 2位の反撃」にて、
ジョウ・シューイー(周書逸)役を務め、初主演でドラマデビュー
同作の挿入歌も担当し、ミュージシャンとしても活動
2021年 日本での活動を開始
今回のインタビューの続きは月刊中国語学習誌『聴く中国語』2025年7月号に掲載されています。さらに詳しくチェックしてみたい方は、ぜひ『聴く中国語』2025年7月号をご覧ください。

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