『聴く中国語』2023年1月号より、現在上海外国語大学で学ぶ水上華さんのコラム「私の中国留学記」を連載しています。今回は第25回「中国の結婚式に参列 in南京」。

日本と中国のハーフ。日本で生まれ育ち高校三年生の時に中国への留学を決め中国の大学に入学するも、新型コロナウイルスの影響で一年生の間は中国への渡航が叶わず日本でオンライン授業を受けた。
知り合いの結婚式が南京で開かれ、招待していただいたため週末弾丸で参加してきた。幼少期に家族と中国の結婚式に参加した経験はあるが、今回は初めて一人で参加することになったので、現代中国の結婚式の一連の流れを時間順で紹介していこうと思う。
10時:新郎新婦の部屋に集合

朝、ホテルの新郎新婦の部屋へ集まる。新郎はスーツ、新婦は“秀禾服”という赤い中国の伝統的な衣装を着ており、部屋にもたくさんの“囍”の文字と赤色で装飾がされている。
まず新郎新婦が写真を撮り、ある程度人が集まってきたところで新郎新婦とご両親が集まり、“改口(相手のご両親を父/母と呼ぶ)”の儀式が執り行われた。ソファーに座ったご両親の前に新郎新婦が跪き、両親から新郎新婦に红包を渡した後、お酒を互いの両親と酌み交わし最後に記念写真を撮り一連の儀式は終了した。参加者には“甜汤”というスープが配られた。甜汤を飲むのには“分享甜蜜”(甘さを分かち合う)という意味があるそうだ。皆で集合写真を撮ったあとは、各自自室に戻り一度休憩時間に入った。

12時30分:昼食(ビュッフェ)

昼食はホテルのビュッフェで11時から14時の間に自分のタイミングで取れることになっており、私は12時30分に知り合いと一緒に昼食をとりに行った。会場の席も自由で、好きな席で食べ、食べ終わったらまた部屋へ戻り次の時間まで自由に過ごすという流れだった。
15時:結婚式

教堂仪式が15時に執り行われた。チャペルもホテルの内部にあり、私は15時ちょうどに会場に着いたが、まだ人は集まっておらず、15時20分頃にほとんどの参列者が来た。15時30分頃に式が始まり、式の途中にも続々と人が集まってきた。この式は日本とさほど変わらないと感じた。新婦が入場し、歌を歌い、新郎新婦がお互いに向けたメッセージを送り、新郎新婦のご両親がメッセージを送り、参列者に見守られながら退場する流れだ。新郎からの新婦へメッセージを送る際、“老婆”(かみさん)と言った瞬間に新婦が涙を流す姿を見てグッと来るものがあった。
18時:披露宴

その後、披露宴会場へと移動をした。披露宴はたくさんの方が出席しており、大きな会場で開催された。指定の席に着き、ご飯を食べながら披露宴が進んだ。新郎新婦とご両親は全てのテーブルを周って乾杯する。さすが中国、お酒文化が強いと感じた。(後から聞くと新郎の母はお酒が弱く、白酒の代わりに水を飲んで誤魔化していたそうだ)
21時:二次会

披露宴が終わると、二次会に参加する人は会場に移動し、しない人は部屋に戻り終了という流れだった。私も是非参加して欲しいと誘われたので参加することにした。二次会ではカラオケやミニゲームが行われていた。私もミニゲームに参加し、景品をゲットする事ができた。23時には解散し、全てのイベントが終了した。
中国の結婚式は、日本と同じところもあれば違うところもあり、とても面白かった。新郎新婦の二人、末長くお幸せに!
本コラムは『聴く中国語』2025年1月号に掲載しております。





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