很有意思!日中マナーの違い ~贈り物とマナー~

コラム

贈答品といえば……

日本に古くから伝わる慣習の「お中元」や「お歳暮」。お中元はお盆に、お歳暮は年末に、お世話になった人に贈り物をします。日本では、どんなに小さなものでも綺麗に包装して贈るものですね。中身も大事ではありますが、相手を思って贈り物をするという気持ちが大事とされています。

その点、中国での贈り物は、なにより豪華さが大事なんだとか。

例えば中国の贈り物文化の代表格「月餅」なんかも、年々豪華で大きな箱に仰々しく包まれているものです。ここには「人にプレゼントする以上は、豪華なものでないといけない!」という考えがあるようです。ここにも中国人が大事にするメンツが現れていますね。

日本の綺麗だけれど小さかったりシンプルなものは、むしろ失礼というか、相手から大切にされていないと思われてしまうので注意が必要です。

反面、豪華なものは豪華な包装をしますが、安価で小さいものであればおしゃれな包装などする必要ないというカジュアルな考えもあるようです。

記念日には……

日本では男性から女性に贈り物をするのは様々な場合があるかと思います。贈るのが好きな人は贈るし、しない人は全くしないのが普通ではないでしょうか?

反面、中国ではそれは許されないようです(笑)。

例えば、バレンタインデーや結婚記念日。私が中国の会社で働いていた時、既婚女性には、配偶者から巨大な(それこそ、1メートル四方くらいの)花束が贈られてきていました。日本で見たことのないほどの巨大さに圧倒されましたが、それでこそ中国人のメンツを保てるのか、恥ずかしさの中にとても得意げな面持ちだったのを思い出します(笑)。

中国人女性にはしっかりとモノで伝えることが大事のようです。男性陣の皆様、お気をつけください。

御祝儀といえば……

日本で結婚式に参列する際は、ご祝儀を用意するのが必須ですよね。

友人ならば3万円、上司などは5万円、親族ならそれ以上……など、大体の相場が決まっています。

それも結婚式に参列する前に、受付で提出するのが決まりです。もちろん男性はスーツ、女性はパーティードレスなど正装も欠かしませんね。

中国ではどうでしょう。

以前、私が中国で中国人の同僚の結婚式に参列した時は、基本的に皆普段着というラフな集まりで驚いた記憶があります。さらに、事前にご祝儀を準備しなくてよいというではありませんか!

もちろん、同僚という気軽な立場だったからかもしれませんが。その後、その場で「红包」を何人かで出し合いました。その時は、合計888元にしました。8は日本でも末広がりで縁起の良い数字と言われていますが、中国でも大人気で、車のナンバーにつけたりなど日常的に好まれる数字なのです。

引き出物は……

日本では結婚式の際に、新郎新婦から参列者に引き出物(手土産)が送られるのが普通ですね。

食器とお菓子などを組み合わせたもので、一般人のご祝儀は大体3000円~1万円位が相場でしょうか。

大体は式の最後に、会場の外で新郎新婦と親族が一列になって手渡しするのがルールですね。

中国の結婚式では、日本の引き出物のような仰々しいお返しは有りません。実際に参列した時は赤色の巾着にキャンディを入れたものを頂きました。その場で会場にいる参列者に手渡しする時間が設けられており、参列者は席に座ったままでよく、とても幸せな気分になりました。

送ってはいけないもの一覧

日本でも中国でも、死を連想させるような単語と同じ発音の贈り物はタブーとされているようです。

日本では、櫛(くし)「苦」「死」といった語呂合わせから贈り物としてタブーです。白いハンカチも、死者の顔にかける白布のイメージがあることから、縁起が悪いとされています。

時計は中国語で「钟zhōng」、時計を送ることは「送钟sòng zhōng」と言います。これは、人の死を看取る「送終sòng zhōng」同じ発音のため、死を送ると受け取られ、絶対プレゼントしてはいけません。

傘も、中国語で同じ発音の「散sàn」が、離散するという意味を連想させ、タブーとされています。

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