料理で学ぶ中国語 驢打滾(北京の伝統菓子・きなこロール餅)

中国の食べ物

中国家庭料理を中国語を学びながら作ってみましょう!

今回は中国の多くの地域で広く親しまれ、特に北京華北地域伝統的な小吃(軽食・スナック)「驴打滚」のご紹介です。もち米生地で甘い小豆餡を包み、外側に炒った大豆の粉(黄豆粉)をまぶしたお菓子のことです。不思議な名前の由来は、黄豆粉をまぶした姿が「驢(ロバ)が地面を転げ回ったように見える」ことからつけられたと言われています。

北京市内の中心にある「故宮」は、かつての中国王朝、明(1368年〜1644年)と清(1644年〜1912年)の皇帝が住んでいた宮殿。現在は「故宮博物院(こきゅうはくぶついん)」として公開されている。

驢打滾 lǘ dǎ gǔn

(北京の伝統菓子・きなこロール餅)

材料 cáiliào (用意するもの)

  • 糯米粉 300克 キビ粉 300g 
  • 红豆泥 150克 あんこ 150g 
  • 黄豆面 100克 きなこ 100g 
  • 水 350克 水 350g  

做法 zuò fǎ(作り方)

①きなこ100gを鍋に入れ、弱火で煎る(油は入れない)。色が黄色から薄茶色(浅褐色)になり、少し豆の香りがしてきた(闻到)ら取り出し、冷まして置いておく。 

②300gのキビ粉に350gの冷水を入れてよく混ぜ、生地をこねる(和成面团)

③皿に油を塗り、生地を乗せ、強火で20分蒸す。

まな板(案板)に十分な量の煎ったきなこを広げ、蒸したキビの生地を乗せる。続いて、生地の上にさらに煎ったきなこをかける。

麺棒(擀面杖)でキビ粉の生地を薄い長方形に伸ばす。 

⑥買ってきたあんこを伸ばした長方形の生地に乗せ、巻き寿司(寿司卷)のように巻く。

⑦煎ったきなこをかけ(撒上)、包丁で小さく(小段)切り分けたら完成。

 

烹饪小知识 pēngrèn xiǎo zhīshí(調理の豆知識)

きなこを煎るときは必ず弱火にし、木べらで常にかき混ぜる。甘いのが好きならば、煎ったきなこに砂糖を加えてもよい。キビ粉の生地は蒸すとくっつきやすいので、手袋をして次の作業をするとよい。 

「聴く中国語」では、毎号中国の家庭料理のレシピを取り上げています。より詳しい記事の内容や日中2か国語記事『聴く中国語』2023年8月号に掲載中です。

   

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