美容界隈でよく使われる新中国語表現6選

中国語流行語

戦国時代に遡り、『孟子』にはすでに“爱美之心、人皆有之ài měi zhī xīn 、 rén jiē yǒu zhī”――誰もが美を求める心を持っている――という言葉が載っていました。美を追い求める心はファッションやコスメ業界の成長を促し、進化を急き立ててきました。

 もっと美しくなりたい?では一緒に“美妆měi zhuāng(コスメ)”の世界へ飛び込みましょう!

 “化妆huà zhuāng(メイク)”の前にまずは“护肤hù fū(スキンケア)”しなければ……

 そういえば、あなたは“干皮gān pí(乾燥肌)”?“油皮yóu pí(オイリー肌)”?“混干皮hùn gān pí(混合肌)”?どんな悩みを解決したい?どんな肌を目指してる?

 手入れが終わればいよいよメイク……

 でもちょっと待って、あなたの肌は“冷色调lěng sè diào(ブルベ)”?“暖色调nuǎn sè diào(イエベ)”?どんな仕上がりにしたい?どんな雰囲気を醸し出したい?

 最初のうち誰もが右往左往しますが、世はインフルエンサーの時代、ベテランの“美妆主播měi zhuāng zhǔbō(コスメライブ配信者)”をフォローすれば、回り道の手間を省けます。 

 近年では“购物节(ショッピングカーニバル)”を謳うセールが年に何度も行われ、インフルエンサーを使ったライブショッピングで消費者の心をくすぐり、財布を開かせます。中でも現代生活に必要不可欠な電子機器やコスメが売上をガンガン伸ばしています。

 その中で、コスパのいい化粧品を紹介し、庶民女子の味方として親しまれてきたコスメインフルエンサーがライブ中に、商品の値段が高いというコメントにこう答えました。

「これしきで高いと?ケチをつける暇があるなら自身に問題があるのか反省してみては?何年も働いて年収は増えたか、本当にまじめに仕事してるのか」

 言わずもがな、発言は炎上、議論の的となりましたが、混沌としたコスメの世界の闇を垣間見せる代表例とも言えましょう。

 金と時間をかけてこそ美しくなれる、それをケチるのは怠けであり、あなたの「醜さ」である――美を追い求める人の心に付け込んで焦りを、競争心を、承認欲求を煽りたて、高価な商品を買わせるのは、コスメ業界に横行する商法の一つです。

 “前男友面膜(元彼が後悔で卒倒する美しさを見せつけるフェイスマスク)”や“斩男色(全ての男を一コロできるセクシーな色)”のようなネーミングセンスがウケるのは、売上のために美や人気の大事さを誇張する商法のせい?それとも自己承認欲をこじらせて他人の評価を欲する消費者のせい?

 美は生活を彩る物ですが、それが「ステータス」や「マナー」という名の枷で人々の心を縛り付ける道具にならないことを願わずにはいられません。

布灵布灵 キラキラ

kàn zhè kuǎn xīn tuīchū de yǎnyǐng , bù líng bù líng de , tài hǎo kàn le ba 

布灵布灵bù líng bù líng:英語の「blingbling」に漢字を当てた造語で、好ましいキラキラ感を形容する時に用いる。服の意を示す。ラメ入りのコスメや、光沢あるジュエリーに使うことが多い。

滤镜感 フィルターをかけたような美しさ

zhè kuǎn dìngzhuāngfěn xiàoguǒ juéjiā , shàngliǎn jiǎnzhí zìdài lǜjìng gǎn , juémiào a ~

滤镜感lǜjìng gǎn:あたかも写真加工アプリについているようなフィルターがかかっているような美しさ。基本は自然な仕上がりを形容したり、元の顔がいいと褒める時に使われるが、男性が女性に向けて発する「ナチュラルメイクが似合う女性が一番」のように、微妙なニュアンスとして受け取られてしまうこともある。

绝绝子 最強敵なし

nà gè fěndǐyè néng qīngsōng dǎzào měiyán , bǎoshī kàngyǎnghuà jué jué zǐ 

绝绝子jué jué zǐ :“绝(極める)”を重複して使うことで究極・敵無しであることを強調する。最強または最悪のどちらにも使われるため、褒めているのか貶しているのか、褒めるふりをして貶してるのか、またまた貶すふりをして褒めてるのか、慎重に見極めよう。

种草 物欲の芽が出てブックマークする

kàn le nà gè měizhuāng bózhǔ de jièshào hòu , wǒ yòu qíng bù zì jīn de zhòngcǎo le

种草zhòngcǎo:種を蒔くという意から転じ、人に薦められて物欲の芽が出た事を指す。また買いたい商品をブクマする、お気に入りリストに入れるという意味も。反対の「拔草(草を抜く)」は、思い切って気になってた商品を購入した意と、心頭滅却で物欲を断ち切ったと言う真逆な意味を持つため、文脈を理解した上で判断しよう。

剁手 思い切った買い物をすること

rěnbùzhù duòshǒu mǎi le hùfū tàohé , xià bàngèyuè yào kěn miànbāo dùguò le

剁手duòshǒu:思い切った買い物をする、高価なものを買う事を、手を切るという恐ろしい例えで表現している。三万円越えのコスメセットをさも日常必須品のように宣伝され、正常な判断ができなくなる学生もいるから、SNSは厄介である。

服美役 美の懲役に服している人

 chī bù qǐ fàn le hái huà shénme zhuāng a , fúměiyì hěn kāixīn ma ?

服美役fúměiyì:執拗に美にこだわる人間を、皮肉を込めて美の懲役に服していると呼んでいる。多くは化粧に無縁の男性が化粧にこだわる女性に向けた言葉。しかしよく考えると、「社会人のメイクはマナー(女性に限る)」「性格美人のブスより性格ブスの美人」などと圧力をかける社会通念こそ、懲役を科してる側かもしれない。

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