インタビュー!人気YouTuber李姉妹

インタビュー

中国語語学誌『聴く中国語』は毎月、日本で活躍している中国の有名人や日中友好に貢献している日本人にインタビューをしています。

今回のインタビュー相手は、日本で大人気の中国人YouTuber、李姉妹にインタビューしました。李姉妹のお話を伺ってみましょう!

姉:みなさん、こんにちは。李姉妹です。私たちは日本に住んでいる中国人姉妹で、実の姉妹です。現在はYouTubeで、主に日本の視聴者向けに日本語で簡単な中国語と中日文化の違いについて紹介しています。

姉:私は姉のゆんちゃんです。

妹:私は妹のシーちゃんです。

姉:私は中国のハルビンで生まれ、小さい頃から日本と中国を行ったり来たりしています。大学生の頃、ニュージーランドで4、5年間ほど留学しました。最初に日本に来たのは小学1年生の頃で、その後22歳くらいの時に再び日本に戻り、仕事をして、その後はずっと日本にいます。

妹:私は日本で生まれ、2歳から6歳まで杭州で4年間暮らしました。その4年間以外は、ずっと日本に住んでいて、小学校、中学校、高校、大学と全て日本で過ごしました。大学に進学する際、一人で東京にやって来ました。日本の会社で3年間働き、その後退職しYouTubeを始めました。

姉:最初は本当にあまり考えていませんでした。当時、私は日本の企業で4、5年ほど働いた後、退職して自分の貿易会社を経営していました。彼女も退職を考えている時で、海外へ行ってみたいと言って、英語を学び始めました。その時、初めてYouTubeで言語を教えるチャンネルに触れました。

当時、中国語に関するチャンネルはとても少なかったんです。それで、彼女が私に「試してみたら?」と言ってきて、私は「やるなら一緒にやろう」と言い、一緒に始めました。最初はこんなに長くやることになるとはまったく思っていませんでした。

 

姉:もうすでに550本以上の動画を制作しました。時々、「ああ、何も思いつかない」と感じることがあります。普段は、私がテーマを選び、彼女が編集をすることが多いです。分業ですね。そして、生活や友達との会話、視聴者からのコメントから気づいたことの中から、私が良いなと思った話題を書き留めます。テレビやインターネット上のものもありますね。

私たちのチャンネルで特に人気のあるトピックは、中日の文化の違いに関するものです。特に生活に関するものは、皆さん知りたいと思うかもしれないですね。

姉:現在の再生回数が最も多いのは、おそらく私たちが中国語を教えるシリーズです。それは私たちが(YouTube)を始めたばかりの時に作った「教中文」のシリーズで、その初回の動画の再生回数が一番多いようです。

妹:それから、中国人が日本に来て驚いたところ(に関する動画)なども人気があります。

姉:中国人が日本に来て驚くことや、中国人の日本の文化に対する見方や考え方、また逆に日本人の中国の文化や習慣に対する見方や感じ方など、このようなテーマの動画は当時人気がありました。ただ、今はYouTubeチャンネルも多くなってきて、このようなテーマに関する動画は新鮮味がなくなってきたため、最近は意図的にこれらのテーマを避けるようにしています。

姉:中国語の発音について、一つは中国語の発音が日本語よりも多いので、多くの中国語の発音は日本人にとって難しいです。日本語にはその発音がないため、中国語の発音が難しいと感じてしまうのかもしれません。

妹:それと「声調」ですね。

姉:声調は発音よりも重要だと思います。もし声調を間違ってしまうと、中国人は理解しにくくなります。発音が間違っていても、声調が正しければ、理解できるはずです。ですので、もし声調の練習に時間をかけて沢山練習することができれば、会話も比較的早く上達するでしょう。

妹:私は沢山聞くことが必要だと思います。練習も重要ですが、より重要なのは中国語を沢山聞くことです。私の発音も少し日本人のなまりがありますよね。口の周りの筋肉は、すでに日本語的なものになっています。

妹:私の発音も少し日本人のなまりがありますよね。口の周りの筋肉は、すでに日本語的なものになっています。

姉: 日本人が日本語を話すとき、口があまり動かないということに気付いたことはありませんか?私たちの動画もそうですね。私は日本語を話していても、口の動きの幅は比較的大きいですが、彼女の場合はあまり動かないですね。ですので、日本人が中国語を話す時にもこの点を活かすことができると思います。たとえば、「啊」と言うときに口を日本語を話すときよりも少し大きく開けるなど、口の動きの幅を少し大きくするといいですね。

私たちのチャンネルはかなり安定していて、これまでそれほど大きな困難には遭遇したことはありません。環境を変えてみることもしています。一時期、私たちは一緒に住んで、一緒に動画を撮ったり、編集したりしていたのですが、何でも一緒にやっていると、仲が良くても、時々やりづらさを感じることがありました。ですので、今は別々で、彼女は東京に、私は三重県に住んでいます。動画の撮影は大体月に1、2回くらいで、1回あたり1週間ほどの時間をかけて、その期間に集中して動画の撮影や、編集などを行っています。他の仕事については別々に行っています。

実はコロナ期間が最も大変な時期でした。コロナの感染が拡大し始めたばかりの時、私たち2人は中国人で、さらに私たちのチャンネルは中国に関するトピックを扱っているので、一部の人たちの反感を買ってしまったのです。当時はとても怖くて、このチャンネルは今後もうやっていけないと思いました。しばらく停止してみましたが、視聴者が変わらず私たちを応援してくれ、「やっぱりあなたたちの動画が見たい」と言ってくれました。これは私たちにとって非常に大きな励ましとなり、それから気持ちが前向きになったように感じました。

姉:以前は中国語と日本語はほとんど同じくらい、半分ずつという感じでした。でも今は、やはり日本での生活が長くなり、日本語を話す機会も多くなりました。家では両親と中国語で話すことがよくありましたが、今は一緒に住んでおらず、結婚後、夫は日本人で中国語が話せないので、彼とも日本語で話します。ですので、今は日本語を話す時間が比較的多く、逆に中国語、今回のようなインタビューは、少し不慣れなところがあるかもしれませんし、時々単語が出てこないこともあります。

妹: 私は基本的には日本語しか話さないです。小さい頃、日本に来たばかりの6歳の頃、日本語は話せませんでした。どうやって日本語を学んだかも覚えていません。ただ、日本に半年から1年ほどいたら、中国語を忘れてしまいました。子供のころは学ぶのが早く、忘れるのも早かったです。それからずっと中国語を話さなかったです。家でも中国語を話したくないし、両親が中国語で話しかけても、私は日本語で返事をしていました。だから聞くことはある程度できますが、話すことに関しては本当に機会がありませんでした。十数年、中国語を話していませんでしたが、大学で第二外国語を学ぶのに、(私は)きっと有利だろうと思って、中国語を選び、拼音などの簡単なものを学び始めました。でもそのときもあまり中国語を話す機会はなくて、中国人の友達もいませんでした。YouTubeを始めてから、動画で話さないといけないので、頑張ろうと思ってやっていきたいと思います。

姉:まず、YouTubeは続けていきたいと思っています。やはり続けることが一番大切ですよね。

YouTubeを始めたときは、中国語を教えるコンテンツが多かったのですが、その後はエンターテインメントのトピックが多くなってきて、今は中国語を教えるコンテンツは以前よりもだいぶ少なくなりました。多くの視聴者、特に初期の視聴者は、私たちのチャンネルを見て中国語を学んだり、私たちのチャンネルをきっかけに中国語を学び始めたりする人もいて、これは私たちがYouTubeを続ける原動力でもあります。ですので、今後はやはり中国語を教えるコンテンツを増やしていきたいと考えています。そして、YouTubeだけでなく、他のプラットフォームでも、例えば中国語の教室など考えていて、挑戦したいと思っています。

姉:最近の新作ですと、10月18日に新しい本、日記を出版しました。この本は様々なジャンルの面白い質問があり、読者はそれぞれのテーマについて文章を書くことができます。文章を書くことも慣れが必要で、慣れると書けるようになり、より簡単になります。

姉:中国語を学ぶことは難しく、どの言語も学ぶのは大変ですよね。ですので、疲れたり、続けるのが難しいと感じたりした時には、このような雑誌やYouTubeなど、教科書以外のコンテンツで、学習を辛いものではなく、もっと面白く、楽しいものにするといいと思います。ぜひ楽しく学んでいただきたいです。どう思いますか?

妹:先ほども言ったように、中国語を学ぶときには、沢山聞いて、見ることが必要です。皆さんが想像するよりももっと多くです。そして聞いているうちに、いつの日か話せるようになったことに気づくでしょう。私自身もそうです。子供のころは話せませんでしたが、ずっと聞いていました。ドラマなど見て、ずっと聞き続けていました。なので、中国語を再び学ぼうと思ったときは比較的簡単でした。そして発音などについては、耳と口は繋がっているので、耳が聞き取れれば、発音も早く学べます。ですので、皆さんには毎日中国語を聞いて、『聴く中国語』をたくさん読むことをおすすめしたいです。一緒に頑張りましょう。

ありがとうございました。

日本在住の中国人姉妹YouTuber
ゆん(姉)⇨中国生まれ…中国、日本、ニュージーランドで生活、現在日本在住
しー (妹)⇨日本生まれ…幼少期は中国で過ごし、6歳から日本在住
 
2018年11月YouTubeチャンネル「李姉妹ch」を開設。2023年11月現在チャンネル登録者36万人超。
2020年にはHSKの公式イメージキャラクターに就任。以降、HSK主催のオンライン留学のアンバサダーを毎年務める。
2021年に【李家の餃子】をプロデュース。ファッションブランド「Jmei (ジェーメイ)」を運営開始。
著書に『李姉妹のおしゃべりな中国語』(昭文社)、『長草くんと李姉妹の まるっと話せる中国語』(Jリサーチ)『すぐに話せて必ず通じる 李姉妹と基礎から中国語』(KADOKAWA)などがある。
 
youtube.com/@lisistersch
instagram.com/lisis45
twitter.com/lisis45

今回のインタビュー内容は月刊中国語学習誌『聴く中国語』2024年2月号に掲載されています。さらに詳しくチェックしてみたい方は、ぜひ『聴く中国語』2024年2月号をご覧ください。

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